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『ボーダーランズ3』の作曲家たち

投稿日: Sep 6 2019

『ボーダーランズ3』ではいくつもの星や小惑星が冒険の舞台になります。景色やミッションの目標、登場する敵はそれぞれ異なりますが、“音の風景”にもそれぞれ特徴があり、臨場感を高めるうえで重要な役割を果たしています。『ボーダーランズ3』に登場する主な星の音楽は、それぞれ異なる作曲者が担当しており、ミュージック・スーパーバイザーのレイゾン・ヴァーナーとGearboxの作曲チームは、プレイヤーが訪れるその他の様々なロケーションの曲作りに専念しました。今日は3つの惑星、エデン-6プロメティアパンドラの楽曲を1つずつ選び出し、曲作りのアプローチや影響を受けたものについて、作曲者の皆さんに語っていただきたいと思います

作曲者と曲の紹介に入る前に、まずは『ボーダーランズ』と『ボーダーランズ2』の本編やアップデート、DLCの作曲に参加しただけでなく、ローダー・ボットやシリーズの代名詞であるサイコ・バンディットの声優も務めたレイゾンに話してもらいましょう。

「遊び心こそが「ボーダーランズ」の真髄です。このシリーズは彩り豊かな選曲で知られていますが、遊び心が作曲の下敷きになっていることこそが、魅力の源泉なのです。「ボーダーランズ」ならではの味わいは、私たちが楽しんだようにプレイヤーもこのゲームを楽しいと感じてくれた瞬間に生まれます。それはみんながゲームに関わり、私たちと一緒に遊んでいるような感覚です。」

エデン-6

作曲: ジェスパー・キッド

BAFTAを受賞し、MTVにもノミネートされたことがあるジェスパー・キッドは、「アサシン・クリード」や「ヒットマン」、「State pf Decay」、「Warhammer: Vermintide」といったシリーズや『Darksiders II』、そして「ボーダーランズ」シリーズの全作品で印象的かつ独特な雰囲気を持つ音楽を創造し、国際的に高い評価を得ています。ホラーファンタジー映画『Tumbbad』で用いられた心揺さぶる音楽は、Amazonで聴くことができます。

「『ボーダーランズ3』で私たちは、エデン-6の有機的な環境を表現するユニークなミュージック・スタイルを創り上げました。その次に私が考えたのは、すべてをもう少し生き生きと、ゆるやかに、有機的な感じでレコーディングすることでした。大切だったのは、バンドがあちこちで演奏しているような響きにすることで、全面的に電子的な手法を使うのは別の機会にすることにしました。とはいえ、有機的なベースを維持しつつたくさんのメロディーで曲を構成するというアプローチについては一貫していました。」

「これは『ボーダーランズ3』のために最初に作った曲のひとつです。この曲には私が見た初期のコンセプトアートが反映されています。それは巨大な宇宙船がエデン-6の沼地に身を潜めている絵でした。その絵は、放棄されたこの巨大な船に隠されているかもしれない秘密や、こうなるに至った経緯を私に想像させてくれました。」

「「ボーダーランズ」の体験はとても強烈で、見るべきことやするべきことが数多くあります。そのため、このような規格外でエンターテイメント性に富んだゲームプレイには、メロディー的な冒険をふんだんに取り入れた曲がよく似合うだろうと考えました。楽器全体としては、アコースティック音楽と電子音楽を融合させています。ボス戦は純粋なEMDから始まり、アコースティック楽器と電子楽器を組み合わせたハイブリッドな楽曲へ移っていきます。エデン-6の音作りでは、多種多様なミュージック・スタイルを融合させました。私はリゾネーターギターやアコースティックギター、エレキギターやラップスティールギター、男性ボーカル、打楽器やチェロ、バイオリン(奏者はお酒を飲んでいました)の生演奏、ミュージックソーなどの楽器を使用し、独自の音や演奏をたくさんレコーディングして、それらを加工してオリジナルのサウンドにしています。異星生物の音声などを含むミュージック・サウンドのデザインには、ユーロラック・モジュラー・シンセサイザーも使います。他にも、プロフェット10、ローランドVP330、ヤマハCS80といったシンセサイザーを使っています。」(ジェスパー・キッド)

「ジェスパーとは、メロディーの重要性や、ゲームの素晴らしい点の一つはそうしたメロディーを体験の前面に押し出せることだという話をよくします。音楽を目立たせ、シーンや環境の中で大切な部分を担わせるのを恐れないことについて、私たち2人は強い信念を持っているのです。物語の展開の中であまり存在感を持たない音楽に、ジェスパーと私でストーリーを考えることもあります。時には、キャラクターたちの軽口に対する微妙な感情的ニュアンスを表現する助けとして、音楽の中の物語を用いることもあります。」(レイゾン・ヴァーナー、『ボーダーランズ3』ミュージック・スーパーバイザー)

プロメティア

作曲: マイケル・マッキャン

マイケル・マッキャンは、BAFTAへのノミネート歴とCLIOの受賞歴を持ち、ゲーム、テレビ、広告の分野で活動しています。彼の20年におよぶ音楽活動の中には、エンターテイメント業界や広告業界の最大手との仕事も多く含まれています。彼がリード作曲者を務めたゲームには、『デウスエクス』と『デウスエクス マンカインド・ディバイデッド』、『XCOM: Enemy Unknown』と『XCOM: Enemy Within』、『スプリンターセル 二重スパイ』などがあります。

「プロメティアの環境は、「ボーダーランズ」シリーズ史上最もSFやサイバーパンク的です。都市の景観はそうした映画を彷彿させ、とても重苦しい雰囲気に包まれています。まぶしいネオンライトに照らし出される巨大な高層ビル、未来的な乗り物、企業が管理している抑圧された地区とスラム街や地下の対比などです。ここの曲作りが一筋縄ではいかないことを、レイゾンは最初から知っていました。プロメティアの音楽は、映画的であると同時に極めて電子的なものにならざるをえず、その一方でシリーズ全体のこれまでのミュージック・スタイルと雰囲気を尊重するため、このゲームのごった煮的スタイル ― ユーモア、容赦のないバイオレンス、冒険 ― ともバランスを取る必要があることが彼にはわかっていたのです。」

「電子的な部分をどこまで押し広げ、それを抑制するアコースティックな要素はどの程度にするのか、私たちは何度も何度も議論しました。そして最終的には、レイゾンの意見と私の意見を折衷して、様々なジャンルを取り入れることにしました。ブレイクビート、シンセウェーブ、インダストリアル、エスニック、映画風の様々な環境音楽やアクションシーンの音楽、典型的なエレクトリック・ダンス・ミュージックなど加え、アーバンからもいくらか影響を受けています。この曲作りは得がたい経験でした。大いに苦労させられた反面、非常に楽しい仕事でもあったからです。主要な星ごとに作曲者と音楽のスタイルが異なるというのは、とても素晴らしいアイディアだと思いました。ゲーム全体の音楽のスタイルに幅が生まれますし、このゲーム全体がどれだけ多様性に富み、興味深いものであるかを明確にし、強調するのに役立っていると思います。」

「Neon Arterial – Upper City」は、中でも特にレトロなシンセサイザー曲です。この作品は、ネオンに照らされた街並みを初めて見たときに作りました。街を照らす光を見たら、その雰囲気を再現した、大きなシンセパッドやギター、80年代の大きなリバーブアウトドラムを思いきり鳴らせる曲を、少なくとも1つは作りたくなってしまったのです!」(マイケル・マッキャン)

「McCannがこのシリーズにもたらしてくれた“スタイル”の中で私が気に入っているものの一つに、ケミカル・ブラザーズやクリスタル・メソッドなど、90年代から2000年代初頭にかけての電子ミュージックのノスタルジックなサウンドがあります。これまでのシリーズで私はこのスタイルを積極的には推してきませんでしたが、とても良い感じでした。作曲者に裁量権を与えて個性を発揮してもらい、ゲームのミュージック・スタイルに影響を与えてもらうとどんな魔法が生じるか、これはその好例だと思います。」(レイゾン・ヴァーナー)

パンドラ

作曲: Finishing Move Inc.

Finishing Move Inc.は、ゲーム、テレビ、映画で用いられる音楽の作曲やサウンド・デザインで高い評価を受けているプロダクション・デュオです。長く仕事をともにしてきたブライアン・トリフォンとブライアン・リー・ホワイトの2人によって2013年に結成されたFinishing Move Inc.は、『ボーダーランズ3』、『Crackdown 3』、『Halo Wars 2』、『Massive Chalice』、『Halo 2: Anniversary』、『Halo: The Master Chief Collection』などの楽曲で知られています。

「パンドラは荒涼とした危険な惑星で、その環境は星を牛耳っているバンディットに負けず劣らず厄介です。そんなパンドラの情景は、溢れんばかりの着想と他に類のない音的な可能性を音楽にもたらしてくれます。「ボーダーランズ」の作曲チームに新しく加わることになった私たちは、シリーズの音楽的DNAと伝統を尊重しつつ、シリーズの次章へ向けてサウンドを進化させたいと考えました。パンドラのビジュアル面の美しさが進化したように、サウンド面にも新風を吹き込みたかったのです。」

「ギターやバスといった既存の楽器をレコーディングしてまったく新しい形に加工することであれ、庭で録音した音からまったく新しいサウンド一式を作ることであれ、手持ちの楽器を最大限に活かし、ゼロから音をデザインすることにかけては自信があります。多くのザラついた音や錆びついた音の要素は、パンドラに用いた音の“風合い”の中でも特に興味深いものです。これらの多くは、チェロやウードといった弦楽器を普通とは違う方法で鳴らしたり庭の物置にあった様々な金属製の道具をレコーディングしたり音源を作り、それをコンピューターで加工したり重ね合わせたりすることによって、新しくて荒々しい風合いの音にしたものです。叩き壊され、今にも崩れ落ちそうな場所を探索するヴォルト・ハンターを包み込む荒廃した雰囲気を、私たちは音で伝えたかったのです。」(Finishing Move Inc.)

「Finishing Moveなら「ボーダーランズ」シリーズに素晴らしい音楽をもたらしてくれるのではないかと最初に感じたのは、2018年にロサンゼルスで開催されたGameAudio Conferenceで彼らの話を聞いたときです。彼らは自分たちの創作プロセスや自作楽器について語り、レコーディングではそれらをどう組み合わせるのかを説明してくれました。バンディットやパンドラの凶暴な野生動物に引けを取らないボスの楽曲に、彼らは独創的なサウンドと息を呑むような迫力をもたらしてくれました。パンドラの荒々しさとそこに自分たちの電子音楽に秘められた心をかき乱す音色を完璧に融合させる方法を、彼らはじつによく心得ているのです。」(レイゾン・ヴァーナー)

このささやかな『ボーダーランズ3』楽曲集は楽しんでいただけたでしょうか? 『ボーダーランズ』のサウンドトラックはこれまでで最も大きく、最も野心的です。9月13日にゲームが発売され、すべての楽曲を皆さんに聴いていただけるのが今から楽しみでなりません。

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